文祥堂と任天堂と文具堂

文祥堂という自分の屋号の一つ「文具堂」ににている会社が出てきたのと
ちょっと心にひっかかったので書いてみる。

池田信夫さんのブログに、事業仕分けの問題で文祥堂という会社が国税総合管理システムを受注している
ことについての記事が掲載されている。

民主党の意図せざる革命

仕分け人からは「文祥堂とは何か?文房具屋にシステム開発ができるのか?」という質問も出たが、財務省はごまかして逃げ切った。配布された資料の「論点整理」も、他省庁の予算には突っ込みどころが書いてあるのに、財務省の資料は要求側とほとんど同じ。当たり前だ。財務省が要求側なのだから。

この文章の中の
「文祥堂とは何か?文房具屋にシステム開発ができるのか?」
という、仕分け人の質問部分にだけ注目してみる。

もちろん、前後の話のニュアンスや、実際の発言と一字一句同じかどうかもわからないのと
皮肉も込めた表現だとは思うので、ここの文章だけでは判断できないことは
前提としてわかっているのであまり深く考えないでくださいね。

文祥堂をあえて任天堂に変えてみる。

「任天堂とは何か? 花札屋に世界に通用する家庭用レジャー機器の製造ができるのか?」

文祥堂 お取り扱い内容

オフィス用家具販売、間仕切、内装工事、改装、移転請負、
ネットワーク・電気・電話工事等、
オフィスデザイン・プランニング、PM・コンサルティング

任天堂 会社概要

事業内容
家庭用レジャー機器の製造・販売

主な子会社
Nintendo of America Inc.(アメリカ合衆国)
Nintendo of Europe GmbH (ドイツ)
Nintendo France S.A.R.L (フランス)
Nintendo Benelux B.V. (オランダ)
Nintendo Australia Pty. Ltd. (オーストラリア)
Nintendo of Korea Co., Ltd. (韓国)

任天堂を今や世界最大級のTVゲームメーカーであり、花札屋だという人はいないでしょう。

文祥堂のホームページを見てもわかるようにこちらも明らかに文房具屋さんではなくオフィス屋さんでしょう。

それをあえて、創業の成り立ちから文房具屋さんと呼んでいるわけです。

そのことに関してそんなことまで言わなくてもなぁと思っただけ。

「あいつは昔あぁだったからなぁ」
というように私には聞こえる。

人の出自から今の人のことを言うことの方がひどいけど
会社だってそうでしょう。

もちろん、私も文祥堂という会社単体がこんな大規模でクリティカルなシステムを
開発できるとはおもっていませんので、あしからず。

そんな話はさておいて・・・。

知っている身近な会社でも、創業当時とは違う事業にシフトしている
会社はたくさんある。

コウモリ傘屋さんからサーバ機器を制作販売している会社

喫茶店から複数の業態の飲食店を経営に展開した会社

商社から複数の業態の飲食店を経営に展開した会社

肥料問屋から商社そして不動産業に展開した会社

会社って時代とタイミングによってダイナミックに変わるんだなとふと思った

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“文祥堂と任天堂と文具堂” への3件の返信

  1.  こんにちは。ちょっと通りがかった者です。

     いや、その「カチン」と来る気持ちは分かるのですが、戦前からの大蔵省の出入り業者が、税金で、当初300億円の予定をここまで膨らましたのと、明確なビジョンを持って銀行を説き伏せ、自分でリスクを取ってチャレンジした任天堂を比べたら、いくらなんでも任天堂が可哀相だと思いますw

  2. gase2さん
    コメントありがとうございます。

    そうですね、私も比べてしまったらかわいそうだと思います・・・
    言葉面から皮肉を感じとって言葉遊びをしているだけですので
    それほど深く考えないでいただけるとありがたいですw

  3. こちらも通りすがりですが、それはそれで文祥堂さんに失礼かと。関係者ならいざ知らず。

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