Redmine1.2.1から1.4.1 (Ruby1.8→1.9)へアップグレードする

個人的にRedmineを普段から使用していて、仕事用VPSにインストールしていた。

RedmineがRuby1.8でしかうまく動かなくて、なかなかRuby1.9への完全移行ができなかったけれど、Redmine1.4.0からRuby1.9に対応したとのことで、VPSの移行作業に伴いアップグレードして1.9への完全移行を行うことにした。

VPSはさくらのVPSを利用していて、プランの大幅リニューアルで新しいプランへの乗り換え優遇があるとのことだったので、折角なので「さくらのVPS 512」から「さくらのVPS 2G」に乗り換えることに。

「さくらのVPS」ご利用中のお客様の新プラン乗り換え優遇施策の実施期間延長について

今回、Redmineのアップグレードで自分が行った作業手順を書いておく。

アップグレードの方法は公式サイトに書いてある。
RedmineUpgrade – Redmine

作業手順

作業内容は同じで、下記のような感じ。
# Ruby1.9とPassengerおよびApacheの設定はできているものとする。
# OSはCentOS6。

  • DBの移行
  • 新バージョンRedmineパッケージを展開
  • 設定ファイル等をコピー
  • bundle install
  • DBマイグレーションなど

自分は添付ファイルとかプラグインなどは使ってないので移行しなくてよかったけど、使用している人は公式サイトの手順書で都度移行手順を確認すること。

パッケージの展開と設定ファイルのコピー

最新のRedmineはRubyForgeで確認すること。
RubyForge: Redmine: ファイルリスト

wget http://rubyforge.org/frs/download.php/76033/redmine-1.4.1.tar.gz
tar zxvf redmine-1.4.1.tar.gz
mv redmine-1.4.1 redmine.example.com
cd redmine.example.com/
cp ~/redmine.example.com.org/config/database.yml config/
cp ~/redmine.example.com.org/config/configuration.yml config/

bundle install

サーバ環境がRuby1.9.3をインストールしたばかりの状態だったので、gemのmysql2のインストールができなかったので、事前にyumで必要なパッケージをインストールしておく。

sudo yum install mysql-devel postgresql-devel

そして、rmagickの使用がオプションだったのだけど、とりあえず面倒そうなので今回は外しておいた。

vi Gemfile
-----------------------------
#    gem "rmagick", ">= 2.0.0"
-----------------------------

あとはbundle installを実行するだけ。
#環境によってはコケるかもしれないので、必要なパッケージを追加インストールするなどしてあげて下さい。

sudo bundle install

DBマイグレーションなど

productionモードでDBマイグレーションなど初期設定をしてアップグレード完了。

rake config/initializers/session_store.rb

rake db:migrate RAILS_ENV=production 
rake tmp:cache:clear
rake tmp:sessions:clear

# Rails3系にでもなったのかと思ったらRails 2.3.14だった。でも、Ruby1.9にできただけで嬉しい。

これで、晴れてRuby1.9への完全移行へ一歩前進した。

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